今日のニュースから 耐震強度偽装マンション建替

■ 今日のニュースから ■ 朝日新聞朝刊

■ 耐震偽装マンション ■ 建て替え2棟目 ■ GS池上 区分所有法で初決議

□ 耐震強度偽装事件で、耐震強度が不足していることがわかった東京都大田区
 のマンション「グランドステージ(GS)池上」(24戸)の建て替え計画がまとまり、24日
 の住民集会で区分所有法に基づく建て替え決議が行われた。

□ 住民の追加負担額は、平均1300万円で想定の半額以下に抑えた。再入居は
 08年2月の予定。国が建て替えの支援対象とした分譲マンション11棟のうち、建
 て替え計画が具体化したのは2例目で、同法に基づく決議で合意したのは初めて。

□ 地元の不動産業者や大手ゼネコンが参加する同区内の特定非営利活動法人
 (NPO法人)「密集住宅地区整備促進協議会」が細かい調整をしたとのことで、計画
 が早期にまとまり、追加負担額を抑えることにもつながった。

□ 国交省によるとGS池上の耐震強度は0.45。耐震強度が0.5未満で国が支援対象
 とした11棟のうち、既に再建計画をまとめたのは「GS溝の口」(川崎市)で、区分所
 有者全員の同意を得て進めている。

□ GS池上の場合は建て替え決議を経た為、反対する所有者がいても確実に事業
 を進めることが出来る。同協議会によると、再建されるマンションは現在と同じ9階
 建て。各戸の面積は75~100平方メートルとなり、部屋によって狭くなる場合もある。
 負担額は広さに応じて560万円~1770万円。現在と同じ面積の維持を前提とする
 国交省の案に基づいて区が算定した平均負担額は2800万円だった。9月ごろから
 解体工事に着手、08年1月の完成を目指している。

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■ このところ連日いろんな事件が多発し、耐震偽装事件関係の記事は久々。

□ 半年ちょっとで、建て替え決議できたとは画期的なことです。

■ ふと自分自身のことを思い出しました。
 ヒューザーと無縁ではなかったのです。

□ ヒューザー物件内覧会検査1件目のご依頼の時は、日程調整が出来ずに、
 お断りしました。

□ ヒューザー物件内覧会検査2件目のご依頼の時は、依頼主と私との考え方
 の違いの関係で、お引き受けしませんでした。

□ ヒューザー物件3件目のご依頼
 既に申し込み金を支払い済みで、明後日に正式契約とのこと。
 契約前に施工中現場検査をさせることを交渉しては、と進言。
 依頼主が交渉したところ、すんなり、どうぞということに・・・びっくりです。
 (後で考えると、ヒューザーはこれに応じて契約させ、入金させることを焦って
  いたのかもしれません)。
 善は急げ。
 100㎡超だけでなく外断熱もウリのマンション。
 現場に入る。途端にあっと驚く。
 ウリのはずの外断熱工法の施工以前に設計の考え方がなっていない。
 基本が全然判っていないのだ。
 その他大きな問題が見つかった。これはお薦めできない。
 依頼主はその晩、家族会議を開き悩んだ末、契約を断念する。
 その1週間後に耐震強度偽装事件発覚。

□ 結果的に深く関わらずに済んだわけですが、仮にもっと深く関わっていたと
 しても、耐震強度偽装などは当然判ったはずありません。それこそもっと早い
 段階で、配筋検査でもすることが出来ていれば、経験と勘で気付いたかもし
 れませんが、現在のシステムではそんなチャンスはありません。

□ 完成したものを引き渡すという建前から、工事中建物への立ち入りを拒否
 する売主が殆ど。
 であれば、売主として全責任をもって、本当の意味で完璧な住宅を完成して
 もらわなくてはならない。
 多くの売主が「完璧なものをお引き渡しするんだから、売主の検査結果の報
 告など一切必要ない」と公言しています。
 能書きだけでは困る。実行してもらいたい。



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  一級建築士 ・ マンション管理士
  村上 健
  HP   http://www5d.biglobe.ne.jp/~t-muraka/
  メルマガ http://www.melma.com/backnumber_63026/
  ブログ  http://kensanno-mansion-advice.at.webry.info/

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