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help リーダーに追加 RSS 内覧会検査  江東区の「TTST」マンション 2番手 

<<   作成日時 : 2008/11/29 22:32   >>

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内覧会検査  江東区の「TTST」マンション 2番手 

2008年 

■ KNさんからメール

10月14日


□ はじめまして。
 KNと申します。

□ ホームページ等を拝見させて頂き、内覧会立会検査を依頼させて頂きたくメール
 致しました。
 子供が小学校に入る前に住環境を整えたいと思い、マンションを今回購入することに
 なりましたが、大きな買い物ですし、色々とトラブルになる前に専門家の方に入って
 頂くことでトラブル回避をしたいと思っています。

□ 物件は、江東区の「TTST」でして、ディベロッパーは大手4社(MI不動産R、MB地所、
 NM不動産、TK建物)のJVなので、大手が集まって安心感がある半面、寄り合いの
 構造なので責任が曖昧で若干心配なところもあります。

□ 不動産会社より内覧会が12月1日(月)の9:30〜と連絡が来ておりますが、村上様
 のご都合はいかがでしょうか?
 ブログ(HP)を見ますと、内覧会の前に色々と書類の手配があるようですので、どの
 ような手順で御願いをした方が良いのか含めて、ご返信頂けますと幸いです。

10月17日

□ ご連絡頂きありがとうございます。
 まず、村上様の依頼条件に関して、全て了解です。

□ 売主に対しての要望は、これまでも気になったことは言ったこともありますので、
 別に問題ありません。

□ ブログは同じTS地区の「UDPCT」を読みましたが、MI不動産Rの対応は
 良い対応のように感じました。
 「TTST」もJVとは言え、MI不動産Rのリーダーシップがあるように感じていますので、
 同様にいくのではないかとも期待しています。

□ スケジュールですが、不動産会社より
 ・11月20日(木)
 ・11月21日(金)
 ・11月27日(木)
 ・11月28日(金)
 を候補としてもらいました。(何れも9:30〜です)
 出来れば12月をとも思ったのですが、階数によってスケジュール枠があるらしく、
 駄目でしたので上記スケジュールで難しいようであれば再度ご連絡頂けないで
 しょうか。

10月23日

□ 村上様の著書及びブログ、拝読させて頂きました。
 かなりのケースを載せられておるため、だいぶ流れがつかめたと同時に、MI不動産R
 は、売主として、内覧会検査にだいぶ協力的な態度になっているよう感じました。

□ どちらにしても、不動産会社としてはたいした金額ではないのかも知れませんが、
 個人としては高額なものを買ったわけですので、後悔せぬよう、要求すべきことは
 したいと考えております。
 ちなみに、私は仕事上、交渉ごとはよくやっておりますので、交渉ごとは慣れています。

10月24日

□ 11月28日(金)9:30〜で調整させて頂きましたので、スケジュールの確保を
 御願い出来ますでしょうか。
 頂戴した雑誌・メールマガジン等の勉強、及び売主へのリクエストに関しても、
 可能な限り早急に行いたいと思います。

10月27日

□ 検査依頼書、添付致しますので、ご査収のほどお願い致します。

□ 本日、売主のカスタマーサポートセンターに電話し、事前確認事項を確認致し
 ました。
 内覧会当日、建築士の方の同行をお願いしていることは既に話してあったのですが、
 今回はどちらにお願いしているのかと聞かれ、村上健さんですとお話したところ、
 カスタマーサポートの方との電話が急に対立姿勢になったことに驚きました。

 MI不動産Rしかりですが、1年前に完成している「UDPCT」に関しても村上様は
 何件も見られており、今回、私が購入した「TTST」も大規模にて、何件がご依頼が
 来ているのだと推察されますが、同様のやり取りが相当あるのだということを連想
 させられました。

□ 以下、やり取りの要旨です。
内覧会当日:施工会社+売主MI不動産Rが立ち会うとのこと。電気・水道等は
 使える状態ですとのこと。売主の完成検査記録:事前に送付しておりません。
 当日の閲覧のみ可能とのこと。検査済証:下り次第、写しを送付することは可能。
 建設住宅性能評価書:引渡し時にお渡しするとのこと。設計変更がある場合は
 当日ご説明しますとのこと。

□ カスタマーサポートの方の回答が対立姿勢で、素直な回答が得られるとは思え
 なくなってきたため、売主の完成検査記録と設計変更の事前連絡に関しては、
 次回に交渉することにしました。
 正直、売主の完成検査記録はまだしも、設計変更があるのであれば、事前に
 連絡は当然という気持ちを抱きました。

□ 少々古い話ですが、私の両親が以前マンションを購入した際、入居近くになって
 突然リビングと和室の天井に20〜30cm四方の梁が通されることになりました。
 ちょうど、そのリビングと天井の上階にルーフバルコニーがあり、その防水対策か
 何かでという話だったのかと思うのですが、その際も私の両親と不動産会社が
 結構もめていたのを覚えています。
 昔の話なので今はこのようなことはないのかも知れないのですが、私はこのような
 トラブルは避けたいです。

□ 連絡頂いたメールマガジン、拝読しました。
 かなりいろいろな情報が頭に入ったので、そろそろ、自分のマンション用に整理が
 必要になってきました。
 (既に、妻は若干頭がパンク気味とのことです)

11月4日

□ このマンションを選んだ理由としては、都心に近くかつ駅に近かったこと。
 この街自身、再開発ということもあり気に入っていました。

□ 「UDPCT」からずっと、抽選に外れていましたので、倍率が低く、日当たりの良い南側で
 3LDKの間取りという条件で選びました。

□ MI不動産Rがリードしつつも、4社のJVであり、責任の所在が曖昧になりがちなことが気に
 なります。(これまでそれが顕在化はしておりませんが)
 一度、モデルルームでの営業の方の応対がひどく、担当を変えてもらいました。

11月27日

□ 1番手の方のレポート、拝見させて頂きました。
 意外と設計時の配慮不足が多いなという印象です。
 明日は、どうぞ宜しくお願い致します。

□ 売主検査記録と設計変更に関して、回答が保留となっていたものへの回答を
 添付致します。
 先週・今週と仕事がバタバタしており、電話で話しをできたのが、今日になって
 しまいました。(なお、論点を外した会話が多く、埒があきませんでした。)

□ 以下、電話の要約です。
 なぜ、売主検査記録を提出できないのか?
  売主検査記録はあくまでも内部資料。MI不動産Rが売主検査を担当しているが、
  あくまでも、ゼネコン等に丸投げしているのではないよということやものづくり
  への信頼を高めるために、技術部門担当が見ている。
 設計変更はお風呂場の1箇所だけか?
  1箇所だけ。シャンプー等を置く台の形状が変わったのみ。

11月28日

■ 内覧会検査当日です。

9:00

□ マンション近くのカフェでKNさん御夫妻と待ち合わせ。

  KNさんテーブルでノートパソコンに向かっていました。

 「お仕事中ですか?」

 服装も内覧会検査っぽくない。怪しい。

 「途中で職場へ・・・なんてことは?」

 「終わり次第行きます」

 「じゃなるべく早く終わらせましょう」

 「すんなりいくといいんですが・・・」

 「大丈夫でしょう、2番手ですから。1番手の方が頑張ってくださいましたし」
 
□ 直前打ち合わせ  手順と役割分担の確認

 「設計変更も無いしオプションも無いですから、大きな間違いは無いでしょう。でも
  恐らく設計上の問題、特に設備に関する問題がありますでしょう」

 「売主は最初の報告と最後の指摘事項確認には必ず立ち会うことを念押しして
  ください。マンションアテンダントとか内覧レディーなどでなく、品質管理の担当者に」

 「最後に指摘内容の伝達を終えて記録の読み上げ確認、そして手直し完了確認の
  予定日を決める。売主側の全体のスケジュールから期日が決まっていますが、指摘
  内容次第です。指摘の中で一番時間のかかる要素で決める。例えばガラスに傷が
  見つかって工場で作り直しなどとなると、特殊ガラスですから3週間くらいはかかります」 
 
□ 「あっ、時間ですね、行きましょう」

  「あいにくの雨ですねー」

  「バルコニーに問題が多いと困る・・・ テープが貼れなくなっちゃう」

9:40

■ :受付

■ 売主挨拶・報告

  「今日はあいにくのお天気でして・・・」

□ 売主4社のうちの幹事会社MI不動産Rの品質企画部クォリティマネジメント室
   主査YNさん
   営業NSさん 施工者SM建設の工務主任MKさん 内覧レディTHさん 
   今日は売主が買主の正面に座り、内覧レディーは端に座っている。
 
□ 売主検査結果報告 
    
  「このようなKQIチェックリストに基づきまして97項目のチェックを行っております」

  「チェックの内容は?」

  「建物全体につきましては、鉄筋・鉄骨・コンクリート・タイルその他項目の検査を
   QEのKBとSKが行いました。履歴を残し将来的に問題があった場合に備える
   ものです」

  「いろいろ色分けされてますが、このグレーゾーンは何を意味しているんですか?」

  「えー・・・・・」

  「該当せず、ということですか?」

  「えー・・・・・・ はい・・・・・・・では、時間もありませんので、次にお客様のご購入
   住戸に関する検査内容をご説明いたします。7月22日にSM建設が社内検査
   を行いまして、その後MFRが7月24日に検査いたしまして18項目の指摘が
   ありました。内容的には傷・汚れが大半です」

  「MFRとは? そして検査者CNさんの所属は?」

  「MI不動産Rです。検査者CNは協力会社の者です」

  「えっ、外注?」

  「外注ではありますが30年の経験豊富な技術者です。その後、8月26日に当社
   品質企画部QEのKTが検査しました。ベテランのQEです」

  「最終完了確認も外注の方ですか?」 と奥様。

  「いえ、最終確認はMFR自身で、10月20日にYDが行っております。」

  「でも、各項目の右端の確認欄に捺印されている名前はTNさんとなっていますよ」

  「あ、TNはSM建設の社員です」

  「えっ? 最終手直し完了確認を施工者がやっているのですか?」

  「いえ、SM建設のTNさんと一緒に当社のYDが行いました」

  「それはおかしいですね、では何故確認者名がTNさんになっているのですか?」

  「事実としてYDが確認しておりますので」

  「この記録は施工者の検査記録ではなく、発注者・事業主としての検査記録で
   しょう?不具合を指摘した本人が手直し完了確認をするのが筋でしょう。筋どおり
   確認しているのであれば本人が確認欄に捺印するのが当たり前でしょう?
   この記録が正しいとするなら、完了確認は施工者が行いそれを文書で事業主に
   報告した、それを事業主は書面上で確認した、ということになりませんか?」

  「・・・・・・・・・・・・・ これは社内資料ですので」

  「社内資料だからどんな書き方でもよい、とやかく言われる筋合いではないと・・・?」

  「いえいえそんな・・・」

  「本当のことを仰ったほうがいいんじゃないですか。はっきりさせなきゃ」
  「こういうことが信頼関係に影響するんですよ」 とKNさん。

  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

  「では、10月20日の最終確認で未済事項も無く、売主さんとして私達買主の
   検査を受けられるよう完璧な状態になっているんですね?」 と奥様。

  「はい、完璧です」

  と、ここで横に座っていた施工者から
  「実は、ガラスに傷が見つかりまして、交換になります。申し訳ございません」

  「・・・・・・・・・・・ そういうことは売主さんから報告すべきことなんじゃありませんか。
   たった今、売主として完璧だって仰ったじゃありませんか」 

  「・・・・・・・・・・・・ 申し訳ございません」
 
□ 設計変更報告
  「専有部分の変更はこの1項目です。本日最終図面を提出いたします」

□ 買主検査記録用紙の確認  
  記入の原則を説明してもらったが、どうも売主としてよく理解していないようだ。
  すぐに横の施工者のほうを向く。
 
□ 検査準備状況の確認
  「設備機能は全て生かしております。ご依頼の用具類は全て整っております」

□ 「騒音実感確認は先にお願いします。ラジカセとCDもご用意いたしました」

□ 「検査の最終段階で品質管理担当としてYNさんが立ち会っていただけますね?」

  「何時くらいになりますでしょうか?」

  「出来次第です」

  「では、2時半頃に一度顔を出します」

□ 「それではお部屋へどうぞ」
   
10:35
 
■ 入室 

□ 立会者 売主MI不動産Rの品質管理主査YNさん(最初だけ)
        施工 SM建設の工務主任MKさん
        内覧レディTHさん 
 
■ 騒音実感確認

□ 売主側で隣戸・上階住戸に入ってもらい生活騒音相当音を出してもらう。
 連絡はトランシーバーで。
 その影響は、空気伝播音・固体伝播音とも、一般的な状況だった。
 
□ ただ界壁の乾式耐火遮音間仕切壁へのノックや建具開閉による衝撃振動の
 影響が大きいことを実感。
 「うちの実家より響く感じだなあ。上はいいとして隣戸間は問題だなあ」とKNさん。
 「お子様おいくつですか?」と内覧レディさん。「まあかわいい盛りですねー」

□ 「では一旦戻らせていただきまして、14:30にまた伺います」とYNさん戻る。

11:00

■ KNさんは内覧レディから設備関係の説明を受け、施工者と仕様や基本機能の
  確認。


■ 当方検査開始

□ 最初にサッシュの気密状態のチェック。1箇所だけ気密不良あり。
 
□ 共用(外部)廊下のチェック。
 水下側・水上側共、床長尺シートの浮きが非常に多い。
 なんと室外機置場の床近くに洋室用給気口が設置されている、これは問題。
 
□ バルコニーのチェック 
 雨が上がってよいお天気になった。よかった。
 間口の左端にはキッチン排気口があり隣戸へ排気が侵入するのは明らか。右端
 側は逆に隣戸の排気口2箇所が接近しており、排気がこちらへ侵入することも
 明らか。床シート水上側浮き。エアコン配管カバー固定不良。それ以外は、
 柱・梁・壁のコンクリート面の状況は良好。手摺・排水溝OK、隔てパネル隙間なし。
 排水溝の隣戸との境部分にはゴミ避けの穴開き板が設置されている。これをやって
 いるのはMI不動産Rくらい。
 
□ 水周りチェック
 浴室内良好、天井内部も問題なし。キッチンシンク水栓蛇口はぎりぎりシンク内に
 納まっている。事前に角度調整してくれたのだろう。ただこの後、奥様からもう少し
 余裕をもって内側にという希望があった。

□ 「昼休みにしましょう。14:30に売主のYNに立会いをお願いしたいと伝えてください」

13:00

■ 昼食休み

 「やっぱり給気・排気等の設備の問題がありましたね」

 「換気状況によっては玄関ドアやサッシュの開閉が非常にきつくなります。これは問題
  です。仕方ないのでしょうか?」

 「そんなことありません。気圧調整できるように設計で配慮さえすれば解決できます」

 「洋室のエアコン用の配管は別途になっていますが、スリーブがあんな腰窓下の位置
  では、非常に無様な状況になってしまいますね」

 「それも設計で気配りさえすれば、もっとスマートに出来るんですよ」

 「対応面では施工者さんは寡黙でしたが、内覧レディさんがぴったり付いていろいろ
  話しかけてくるのがちょっと・・・」

 「私達はあと一部屋だけです」

14:00

■ 検査再開

□ 内装・建具のチェック。
 各室出入口扉のアンダーカットは十分に確保されている。
 彫り込み引手の引き残しや煽れ止やアームストッパーのストップ音等気配りされている。
 よりによって、界壁に接したクローク扉の閉鎖時衝撃がものすごい。界壁際の場合最も
 配慮しなければならないのに。
 
14:30

■ 売主に指摘事項の伝達と記録

□ 立会者 売主4社の幹事会社MI不動産R品質企画部クォリティマネジメント室
        主査YNさん。 施工SM建設工務主任MKさん。 内覧レディTHさん。

□ まず、KNさんの指摘内容から伝える。特に大きかったのは

  「玄関扉やバルコニー側掃き出し窓のアルミサッシュが、換気状況によっては非常に
   きつくて開けにくいです」

  「洋室エアコンスリーブが腰窓下のこんな位置についていますが、これだとエアコン設置
   してその配管が非常に長くなるしみっともないです。もっとすっきりするような位置に
   改善してもらえませんか」

□ 次に私の指摘の伝達。

□ 「共用廊下床長尺シートの浮きが水下・水上ともかなり多く発生しています」

□ 「共用廊下の室外機置場の奥の壁下に洋室(2)換気用の給気口が設置されて
    います。どうしてこんな位置に設けたのでしょうか?室外機騒音や廊下歩行の
    靴音が侵入してしまいます。設計でちょっと配慮すれば他のルートがあるのです
    からまともな高さに設置できた筈です」

□ 「バルコニーの左端のキッチン系統排気口から排気が隣戸に侵入してしまいます。
    そして右端では、逆に隣戸のキッチン系統・浴室系統の排気が接近しており、
    こちらに侵入します。お互いに迷惑のかからないように改善してください」

□ 「洋室(3)のクローク扉の閉鎖時の衝撃音が界壁に伝わってしまいます。先ほど
   騒音実感確認した通りです。キッチン食器戸棚の扉も同様です。静かに閉まる
   ように調整してください」

□ 「洋室(3)腰窓アルミサッシュ召し合わせ上部が気密不良です」

□ 「洋室(1)〜洗面室間の引戸の施錠ですが洋室(1)側にしかありません。洗面室
   側からも施錠が必要ですよね」

   「主寝室側を優先しましたので」

   「どちらを優先するということではないでしょう。この場合、どちら側からも施錠は
    必要なのです」

   「問題は来客時のことだと思います。技術的には両方から施錠することは可能
    なのですね。私達で使い方をよく考えて結論を出します」とKNさん。

15:40
  
■ 指摘事項のまとめ

□ 売主4社の幹事会社MI不動産品質企画部クォリティマネジメント室主査YNさん
         施工SM建設工務主任MKさん 
         内覧レディTHさん

□ 検査記録の読み上げ確認。
  
□ 「手直し完了確認日は1月23日です」

  「では、1月20日までに、売主さんとしての手直し完了確認結果を私宛に提出して
  ください。売主さんとしての検討結果の報告は12月10日までにお願いします。そして
  今日立ち会っていただいた方が次回も立会いをお願いします。
  
  「はい、ご指示いただきました内容は、こちらに記入いたしました」

□ 双方が署名捺印してコピーを受領した。

16:15

■ その場を借りて反省会。

□ 「おつかれさまでした」

  「いかがでしたか」

  「今日は売主さん、手際よかったですね」

  「ブログのリポート読んだのでしょう」

  「一番手さんのお陰です。経験者の方に1番手になっていただいてよかったです」

  「それにしてもどうしてこんなに設備関係の問題が多いんでしょうか?」

  「ただそういう設備を設けさえすればいいという安易な設計なのではないかと思い
   ます。その結果どうなるかという、生活者の立場に立った配慮が無いからだと
   思います」

  「内装の出来はとてもよかったと思います。共用廊下の出来も雰囲気もよかった
   ですね。でも、まだまだこれからも頑張っていかなければならないことがあります」

  「早く終わって、仕事にいけてよかったですね」


16:15 

■ 検査終了

■ 検査所要時間 5時間30分 (当方純検査所要時間  3時間15分)

■ 歩行数      8592歩  (検査中歩行数 2917歩)

■ 指摘事項     37項目  (当方指摘項目 21項目)

■ 大きな指摘事項 (傷・汚れ・隙間等以外)

□ 共用廊下の床長尺シート、水下側・水上側共浮きが多い

□ エアコン室外機置場奥腰壁設置の給気口位置・形状・仕様不適切
   騒音が室内に侵入する

□ バルコニー梁に設置されているキッチン系統排気が隣戸に侵入する

□ バルコニー 隣戸の梁設置のキッチン系統・浴室系統の排気がこちらに
   侵入する

□ エアコン用冷媒配管カバーの固定ビス緩み 貫通部止水未了

□ 玄関扉 ドアガードが竪枠に当たる

□ リビング 掃き出し窓片引きアルミサッシュの開閉が重い

□ リビング 掃き出し窓片引きアルミサッシュ クレセント受けが竪枠に当たる

□ リビング FIXアルミサッシュ ガラス 傷 交換

□ キッチン 水栓蛇口がシンクから少しはみ出す 回転角度調整

□ キッチン 食器棚扉閉鎖時衝撃が界壁に伝わる

□ キッチン 引き出し内部 電気ケーブルがはみ出している 整線

□ 洋室(1)〜洗面室間引戸 洗面室側に施錠が必要

□ 洋室(2)のエアコンスリーブ位置不適切 配管したときの状況をよく考えていない

□ 洋室(3)クローク 扉閉鎖による音を煩い 界壁に振動が伝わる

□ 洋室(3) 腰窓アルミサッシュ召し合わせ上部気密不良 

□ 洋室(3) 腰窓アルミサッシュ 上部ストッパーに当たらない

□ 洋室(3) 開閉時軋み音


■ 問題点

□ 売主検査記録に於いて手直し完了確認欄への売主確認者の捺印がされて
   いなかったこと

□ 隣戸間でキッチン排気や浴室排気が相互に侵入してしまうこと
   設置位置と排気口形状の関係検討不十分 (設計配慮不足)

□ 洋室の給気口から室外機騒音や共用廊下歩行音が侵入してしまう
    設置位置及び形状不適切 (設計配慮不足)

□ 洋室のエアコン用スリーブ位置が別途配管のルートをよく考えていないこと
    ただ、開けられるところに開けたという状況になっている (設計配慮不足)

□ 洋室(3)クローク扉及びキッチン食器戸棚扉の閉鎖時の振動が界壁に伝わる
   界壁は乾式耐火遮音間仕切壁なので振動が伝わりやすい (施工配慮不足)

□ リビング掃き出し窓アルミサッシュ 抵抗が大きく開閉しにくい
   強い力でなくても開閉できるようにアシストハンドルが必要

□ 洋室(1)〜洗面室間引戸 洗面室側の施錠が考えられていなかったこと
   (考え方が通り一遍で、生活の仕方を考えていない)


■ 良かった点
 
□ 売主の品質管理主査がその完成検査記録を見せて説明したこと

□ 売主品質管理主査が検査の最終段階で立ち会ったこと

□ 施工者が終始立ち会ったこと

□ 売主側が騒音実感確認に立ち会ったこと

□ 騒音実感確認用ラジカセ及びCDを売主が提供してくれたこと

□ アルミサッシュに指挟み防止ストッパー設置 (安全配慮)

□ 各室出入口扉にアームストッパー若しくは煽れ止め設置 (安全配慮)

□ アームストッパーのストップ音が静かだったこと (気配り)

□ 各室出入口扉 アンダーカットは十分確保されていたこと

□ バルコニー 排水溝 隣戸との境にゴミ避けの網が設置されていたこと

□ 洗面室 洗濯機防水パン 周囲の隙間が予め塞がれていたこと

□ 内装の完成度は高かったこと


11月29日

■ その夜 KNさんからメール                おつかれさまです。

  昨日はありがとうございました。
 あの後、共用部分等の説明が終わり、マンションを出たのは、18時近くでした。

  それでも、1番手の方のおかげで、以前よりはだいぶスムーズに進んでいるとの
 ことで、1番手の方にも感謝したいと思います。
 村上さんから頂いた手順書を読み、準備していたのですが、それでもうまく進行
 できず、その際は、村上さんからアドバイスを頂き大変助かりました。

  印象的な点を3つ。
 1.朝、売主検査記録の報告をお願いした時、品質担当の方がかなり緊張していたこと。
  こちらから、検査記録報告書の記入要領に関して、質問をしたが全く要領を得ない
  回答だったこと
  立会い検査時には、落ち着いたようで、的確なQ&Aになりましたが。

 2.売主が全て万全の状態で買主の内覧会検査ができる状態です、といった直後に、
  ゼネコンの方から、先ほど、リビングのガラスに傷が見つかりまして...と仰天の
  コメントが出たこと。
  ゼネコンの方には正直に言って頂け、良かったのですが、であれば、我々に会う
  前に売主と共有しておけば、売主は恥ずかしいことにはならなかったはずなのに
  と思いました。

 3.村上さんの指摘は、できていないこと(だめなところ)を指摘するだけだと
  思っていましたが、良くできているところをかなり積極的に先方にフィードバック
  していたこと。
  今回も重要な指摘箇所は何箇所かありましたが、いろいろと考えて設計・施工して
  いただけてるなと思えるところはたくさんありましたので。
  良いところも悪いところも同様にフィードバックする姿勢はなるほどと思いました。

  昨日もお話させて頂きましたが、共有廊下側の給気口・エアコンスリープの位置は、
 売主サイドも検討して頂けるとのことでしたが、かなりの交渉が必要だろうなと認識
 しております。
 その際、またご相談させて頂くと思います。これからお忙しくなる時期で大変恐縮では
 ございますが、宜しくアドバイスお願いできれば幸いです。
 重ねて、村上さんに検査同行をお願いできたこと、御礼申し上げます。

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


            NHK出版 生活人新書   

■□■  「良質なマンションを手に入れる」 村上 健 著  ■□■

           どうぞ、ご参考になさってください。


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

  一級建築士 ・ マンション管理士
  村上 健
  HP      http://www5d.biglobe.ne.jp/~t-muraka/
  メルマガ   http://www.melma.com/backnumber_63026/
  ブログ    http://kensanno-mansion-advice.at.webry.info/

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