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内覧会検査 草加市の「CHSマンション」 2007年 ■ YTさんからメール 8月4日 (5ヵ月半前) □ 初めてご連絡させていただきます。YTと申します。 4月に「CHSマンション」を購入いたしました。 今年12月完成、内覧会検査が翌年1〜3月、物件引渡しが4月4日の予定です。 まだ半年先のことではございますが、2008年1〜3月に行われる内覧会検査に 是非ご同行いただけたらと思い、ご連絡させていただきました。 □ 村上様の著書及びブログを拝見させていただき、まともな内覧会検査が 行える状況を整えることが出来たら、村上様にお願いしてみようと考えて おりました。 そこで、現在まで交渉を行い状況が整ったと思いますので、ご連絡させていただ きました。 交渉内容と結果を下記に記します。 交渉相手は、ST不動産 都市開発事業本部 事業企画第二部長です。 □ 売主立会い (売主回答) ST不動産 工務部 内覧会担当が立会います。 ⇒村上様のブログを見る限り、ST不動産が全物件で売主が立ち会うとは 読み取れなかったのですが、体制が変わったのでしょうか? □ 内覧会検査時の設備機能確認 (売主回答) ガス、水道、電気共に機能は生かします。 □ 騒音実感確認 (売主回答) 売主が上階及び隣戸に入り、YT様に確認していただきます。 □ 売主検査報告 (売主回答) 内覧会前に、検査記録を閲覧頂き、検査内容のご説明をさせて 頂きます。 ⇒ 個人的には、検査結果記録をもらうことが目的ではなく、検査報告を行う ことを前提に、しっかり検査させることが目的であると考えています。 (交渉の結果だけを上記に書きましたが、YTさんがST不動産と交渉し最終回答 を引き出すにいたる経緯が、メールには実に詳しく書かれていましたが、ここ では省略させて頂きました。ただ内覧会検査について私が日頃考えていること と、ぴったり一致した以下のYTさんのコメントをお伝えしたいと思います) □ 今私が考えうる受入れ検査に必要なことや当然存在してしかるべき書類について 記載させていただきました。 受入れ検査は非常に重要で、物を売る側にとっては検収をあげてもらえるかどうかの 瀬戸際ですが、買主にとっても製品を受け入れ実際に使用していくための非常に重要 な検査です。 もし、受入れ検査後に重要な問題が発生した場合、販売業者はもちろんのこと、受入れ 検査担当者も責任をとらされます。たまに、受入れ検査と定期メンテナンスを混同し、 「不具合が出たら定期メンテナンスで対応するので、検収をあげて欲しい」と依頼して くる業者がいますが、これは大きな間違いです。 受け入れた時点で不具合が発生しないことが当たり前であり、不具合が発生する 可能性を残してラインに装置を設置することはありえません。不良品の発生や、製造 ライン停止の方が遥かに大きな損失です。 定期メンテナンスは、製品に大きな問題が生じないように事前に対処する(部品 交換等)、また製品には影響しないが使用上の不具合を改善する等(騒音等)の ために行うものです。 よって、上記は受入れ検査を行う上で最小限のことだと考えます。 □ 内覧会検査(私は受入れ検査と呼んでいますが)に日程が合えば、ご同行願え ますでしょうか? 8月5日 ■ 私から □ 正直驚きました。 最初の御問い合わせのメールで、まともな購入者検査のために、準備万端整えて こられる依頼主は初めてです。 買主の鑑! 感激です。もう何も申し上げることはございません。 明日にでも検査できる状況です。 ■ YTさんから □ 依頼の理由 − ベテランからのアドバイス ⇒ 「プロに頼めば安心」というよりも、現状の心境は高価な機器の受入検査 を初めて任された不安な新入社員の気分です。 一生懸命勉強してはいるものの、実地経験がありません。 特に、通常製品検査では合否の判定をするときに良品サンプルを参照 したり、今まで多数の製品を見てきた経験から判断が難しい部分の合否 判定を行いますが、そういったものが一切ありません。 つまり、知識不足/経験不足により何が「正常」であるのかが判断できない 部分が大いにあることが予想されます。 そこで、経験豊富な村上様のアドバイスを受け、受入検査に臨めれば、 机上の知識だけでは当然まかないきれない部分を補っていただき「安心」 と考えております。 − 評判 ⇒ 評判は良いに越したことはありませんが、一番のポイントは豊富な経験と 一貫した方針です。 ・受入検査レポート 私のレポートが少々異様なこの業界の正常化(清浄化?)に多少でも役立ち、 今後マンションを購入される方が少しでも「まともな受入検査」を行えるように なるのであれば、是非ご利用くださいl。 □ 村上様が、ボランティアの如く毎日途方もなくお忙しいのは、ブログを見て承知 しております。よって、最低でも環境を整えるのは当然の義務と考え著書を拝見 して、早くから交渉をしてきた結果です。 これは、村上様の著書やブログ、今まで戦ってこられた方を参考にさせていただ いたおかげです。 (正直、あのST不動産がこんなにも早く承諾するのには驚きました。) □ 以上が私からの回答となります。 お引き受けいただけるようであれば、今後の手続き及び物件資料送付について ご連絡いただければ幸いです。 8月15日 ■ 私から □ ご依頼有難うございます。 □ 1〜3月も検査依頼が集中する時期ですので、なるべく早く日時の決定をお願い します。内覧会のご案内が届いてからでは遅いと思います。 早めに内覧会期間を聞き出し、この日しか対応できないと、逆指定されることを お勧めいたします。 □ 検査開始時刻は朝一番となさってください。 検査所要時間は、6〜7時間程度と推定されますので。 ■ YTさんから □ ピクチャーレール設置への説明が間違っていたことのトラブルがありました。 売主としての考え方を担当社員がよく理解していなかったことが原因でした。 最も問題があったのはオプション会社なのですが、当然売主としての責任が あるため、売主に対して大きな不信感を抱きました。但し、部長自らがすぐ 表に出てきたことは評価できます。 この交渉では、非常に疲れました・・・・。 □ 検査の結果、大きな問題があった場合についてですが、現在のマンションは、 明渡しの1ヶ月前までに管理会社に電話で予告すれば良いですし、家賃/ローン 等金銭的にも問題ありません。 8月30日 □ 現場検査の要求を行っていたのですが、中々交渉が難航しておりまして、この ままですと時期を逸すると思い、条件が整ったときに写真を撮影して頂くことで 合意しました。 □ そこで本日その写真が送られてきたのですが、断熱施工ミスと思われる部分を 発見しました。 至急で申し訳ないのですが、添付のファイルをご確認いただけないでしょうか? □ 洋室(1)の窓のない壁は、戸界壁ではなく外気に接する壁の為、断熱材の吹付 が必要であると思います。しかし、その吹付がなく、ボードがあるだけです。 思うに反転タイプしか施工図がないため勘違いしているのではないかと思います。 ■ 私から □ 写真拝見いたしました。 鋭いですね。 ご指摘の通りです。 外気に面する壁内面の断熱は発泡ウレタン吹付です。 したがってポーチに面する壁も同じ断熱仕様となるべきです。 □ 写真iに写っている状況から判断しますと、ここに貼られているのは、S1ボード であろうと思われます。 発泡スチレン板などの断熱材と石膏ボードが接着された複合板を貼り付けたもの です。 界壁への折り返し断熱によく使われる工法です。 発泡ウレタン吹付にGL工法で仕上げるやり方に比べて、薄く仕上げることが出来 ます。 □ タイプ間取図を見ますと、洋室(1)の廊下側外壁内面の仕上を示す二重線の巾は 広く、隣戸ポーチ側外壁内面の仕上を示す二重線の巾は狭く記載されています。 これから判断すると、設計図の段階から勘違いしていたのではないかと推測されます。 販売図面集は、設計図を基に作成されますので。 8月25日 ■ YTさんから □ 売主のST不動産へ村上さんへ依頼した件をお知らせしました。 現在、売主のST不動産ST氏へ売主検査報告書の提出を要求しましたが、断られた 為、再度要求中です。 急に態度を変えてきました。売主のST不動産は「逃げも隠れもしない」と今までは 直接メールの返信もありましたが、ST不動産販売をフィルターとして、接したいと ST不動産販売の営業から言ってきました。 少しは信用に足る売主(ST氏)かと思っていましたが、逃げの態度にガッカリして います。本来の姿を現わしたと言うべきなのでしょうか。 再度の納得のいく要求をしていますが、売主もゴネてきそうな雲行きです。 そのときはアドバイスをよろしくお願い致します。 愚痴っぽくなってしまいました。 9月10日 ■ YTさんから □ 売主に会って断熱施工についての説明を受けました。 やはり、販売代理との話と少し違っていました。 □ 断熱ボードは、GLボードではなく、S1工法である。 隣戸に接している面の外壁には、S1工法を用いている。 S1工法は、パンフレット記載の工法よりも劣ることがないので記載しなかったが、 (一部を除く)などのパンフレット記載をしなかったのは、ミスである。 □ 以上の話を図で説明してもらいました。これで安心しても大丈夫かと思います。 しかし、売主に対して、色々なことに対し説明不足、不親切だと伝えました。 □ 売主・ST不動産のED氏が、内覧会検査を村上さんに依頼した件を尋ねて きました。やはり、パンチがあったみたいです。 ED氏は村上さんに会ったことがあるようです。 12月15日 □ 正式な内覧会日時を確認しましたところ1月24日(木)、1月25日(金)とのことです。 当方としては1月24日(木)、1月25日(金)は海外出張直前のため休暇をとることが 困難であるため、1月21日(月)、1月22日(火)を第一希望で、2月4日以降が第二 希望です。 休暇申請する関係上できるだけ早く日程を決めてしまいたいので村上様のご都合を お早めにご連絡いただければ幸いです。 12月18日 □ 2008年1月22日(火)9時〜 ST不動産 営業部及び工務部の内覧担当者の立会いと返答がきました。 この日で同行をお願いできますでしょか。 12月27日 □ 内覧会検査まで1ヶ月を切り、今からドキドキしていますが、落ち着いて検査に 臨めるよう、準備をしっかりしたいと思います。 12月30日 □ 買主としての重要な要求事項に応ずる最終回答ですので、安心致しました。 2008年 1月19日 □ 内覧会の応援が増えました。主人の母が11時頃に来てくれるようです。 私の友達(女)も9時30分から10時頃には来てくれます。 私の友達は先月マンションを購入したばかりの、内覧会経験者です。 □ 内覧会の騒音の検査で使うCDの選曲も決まりました。 「リッキー・マーティン」です。 □ 明日、ローン相談会があるので、マンションを(外観だけですが)見てきます。 内覧会当日に感動しっぱなしにならないよう、少し予行演習ですね。 1月22日 ■ 内覧会検査当日です。 □ 8:30 待ち合わせ YTさん御夫妻と最寄り駅改札口で □ カフェで直前打ち合わせ 手順・役割分担の確認。 □ 「メルマガやブログ読んでも、ST不動産のマンションはあまり出てきませんね」 「そうですね。少ないです。私の経験上からしますと、買主への対応という面から しますと、決して良い売主とは言えなかったのですが、その売主にYTさんは 要求事項全てをいとも簡単にのませてしまった。すごいことですよ、これは・・・・」 「たまたまピクチャーレールのトラブルがあって、ST不動産の部長を引っ張り出す ことが出来たからですよ」 「よい対応が期待できそうですね」 「ただ、その後、村上さんが立ち会うことと、事前確認事項への回答を要求した時点 で態度ががらっと変わり、販売代理を通してくれと言って直接の対応を避けるように なってしまいましたから」 □ 内覧会の看板もなければ生花も無い。 それもそのはず、今日は内覧会の二日前。 YTさん宅だけの単独内覧検査なのです。 ■ 9:00 ■ :売主報告 売主・ST不動産のEDさん、TDさん □ 売主検査結果報告 「12月18日に建築担当の私が検査しまして、15項目の指摘をしました。その手直し 完了確認を1月8日に工務部SMが行い、1月16日に最終確認を行いました。 専有部分・専用使用部分についての工事と手直しは全て完了しております」 「大きな指摘事項は?」 「網戸調整・傷・汚れ・換気口フェース浮き・スイッチプレート曲がり等です」 「設備関係は?」 「このチェックリストに基づいてチェックしました。施工者・監理者がチェックした 結果を売主が最終確認しています」 □ 検査準備の確認 「設備機能は全て生きております。用具類も全て整っております。騒音実感確認用の ラジカセもご用意いたしました」 □ 「検査記録用紙を確認させてください」 「変更は一切ありませんので、この図面は契約図と一致しています」 □ 記録の原則を確認 「指摘事項は全て記入欄に書き、欄外に書くことはありませんね」 「はい」 □ 「お引渡し日は4月4日でしたが、工事も順調に進みましたので、1週間早めて 3月27日お引渡しとすることが出来ます」 「決算の関係ですか? 御社は非常に成績いい筈ですが」 「3月中にご入居なさりたい方が大勢いらっしゃるかと思いまして・・・」 「ただ、うちはあまり関係ありません」 □ 「それでは、お部屋へどうぞ」 ■ 9:45 入室 : ■ 立会者 売主・ST不動産の工務部 建築担当者TDさん 施工者・OM建設の所長KBさん ■ 検査開始 □ 立会者・記録係は、YTさんご夫妻についてもらう。 私は単独でチェック開始。 □ 応援のお友達 さすが経験者だけあって てきぱきとチェックしてらっしゃる。 □ いつも問題の多いサッシュや外廻りですが、今日は順調。 □ 工事の完成度は高いが、居住性やプライバシーに関していくつか問題が。 □ 自作のチェックリストの項目を読み上げてチェックしているYTさんの声が 聞こえてきます。かなり詳細なチェック項目のようです。 13:15 □ 「昼食休みにしましょう」 YTさんから声がかかった。 この時、私はのチェックはちょうど終わったところ。 □ 近くのお店で食事しながら話が弾む。 「すごい体制だったわね。4人も立ち会って」 「記録係は新入社員だったわね」 「だから所長がずっと付いていたのか」 「その新人君がね、私の指摘事項をどう記録したらいいのかって、悩んでいたから こういうふうに書くのよって教えてあげちゃった」 さすが内覧会経験者の先輩。 「”食事に行きます”と言ったら、嬉しそうな顔をしてたわ、あの人達」 「そうでしょ、全員すごい迫力で検査してたから、ひょとしたら夕方まで休み無しで ぶっ通しでやるんじゃないかと恐れてたんでしょう」 「”あのー、休みなしでやるんですかーって聞かれちゃった、私”」 「どないでしたか、ぼちぼちでっか?」 「はい、ぼちぼちです」 YTさん御夫妻、応援のお友達は、皆さん阪神大震災を経験されたそうだ。 「所長が自信満々な顔で言ってました。いい出来だと思ってるって」 「いい出来のはずなんですよ。平面的にも立面的にもシンプルな形状であり、 仕上もシンプル。下から上まで同じ住戸タイプが重なっている。施工も階を 重ねる毎にフィードバックされて、ドンドン良くなっていく。その上設計変更が なければ、間違いも起こらない。こういうマンションが一番安心なのですよ。 いいマンションを選ばれたと思います」 14:30 ■ 私の指摘事項を皆さんにお伝えする。 □ 「共用廊下外壁タイル・ボーチ床タイルは完璧ですね。浮きは一切なし。 共用廊下床長尺シートも全体的にはしっかり貼れていますが、一部に浮き・ 剥がれがあります」 □ 「共用廊下側にキッチン系統と浴室系統の排気口があります。浴室系統の 排気の影響はありませんが、キッチン系統の排気が、このように頭に強く 吹き付けます。こんな気分の悪いことはないでしょう。原因は排気口の 羽の向きです。斜め下に向けていますから、当然廊下を歩く人に当たる わけです。浴室系統のように羽の向きを竪にすれば、頭上を通り抜ける ので、解決されるのでは?」 「検討します」 □ 「バルコニー 隣戸間隔てパネル両側竪の隙間から隣が見えてしまいます。 塞いでください」 「モデルルームでは隙間はありませんでしたよ」 YTさん、しっかり証拠写真を撮っているので、自信を持って主張できる。 □ 「バルコニーガラス手摺のガラスの種類は何ですか?」 「合わせガラスです」 「だと思いましたが、ガラス種別を示すシールが貼ってありませんね」 「今回はフィルムを特注しましたので」 「シールが貼ってないと、どういう種類のガラスかが不明なので、維持管理上 困ることになると思います」 □ 「バルコニー外壁タイル、ガラス手摺、排水溝、床長尺シート、サッシュ廻り シール、サッシュ水切板モルタル充填、サッシュの建て入れ、開閉等々、 全て完璧、問題なしです。こんなこと滅多にありません」 「よかったー」 □ 「洋室の引戸の彫り込み引手に引き残しがないのは危険ですね」 「水廻りの引戸には引き残しを設けるという打ち合わせでやってますので」 「その違いの意味は?」 「・・・・・・・・・・」 「怪我しないように引き残しを設けるのが常識だと思います」 □ 「各室引戸の引き込み壁に巾木がありませんが、必要です」 「枠のチリとの関係で付けないことにしています」 「壁と床とが取り合う部分ですから、本来必要なものですね。納まり上付けない というのは、説得力が無い。方法はあるのですから」 「違う材質の巾木だと見た目の統一がとれないので・・・」 「ここで生活する者としては、壁の下が掃除機で傷ついたり、汚れたりしては 困るんです。付けてください」 「・・・・・・・・・・・・・」 □ 「キッチン水栓蛇口がシンクから外れてしまいます。角度調整して下さい」 「私達もシンク内に納まる角度の水栓を捜したのですが、無かったもので・・・」 「そんなことありませんよ。シンク内に収まる角度の水栓はあります」 「・・・・・・・・・・・・・・」 □ 「各室物入の扉の閉鎖音がバシーンと煩い。この家で響くだけでなく隣戸や 上下階のお宅にも迷惑がかかります。原因はマグネットキャッチなどを つけてしまっているためです。そんな者は必要ないので外してください」 「マグネットキャッチを付けないと、扉の面が揃わないので・・・」 「そんなことありませんよ。通常クローゼットの扉にはマグネットキャッチなど 付けていません。スライドヒンジでしっかり閉まるので必要ないでしょう。 現にこの住戸でも下足入には付いていないじゃないですか」 「メーカーが違いますんで」 「メーカーは関係ないでしょう」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 □ 「洋室(1)(2)の引き違いアルミサッシュ召し合わせ上部が気密不良です。 原因はその部分の気密ゴムが正規の位置から内側にずれている為です」 「メーカーに問い合わせたのですが、これで問題ないと言っています」 「メーカーが言っているからで納得するんですか? 技術的な根拠を自らしっかり 確認してもらいたいと思います。このように明らかにずれていますし、外気が 入ってきています」 「再確認します」 □ 「以上です」 「えっ、それだけですか? 少ないですねー 村上さんにしちゃ」 「いやー、とてもいい出来ですよー」 「しっかりみてますんで」 売主ST不動産のTDさん、満足げな顔。 ■ 騒音実感確認 □ 売主側で上階住戸と隣戸にて、生活騒音を出してもらう。 □ 隣戸間 売主提供のラジカセにYTさん持参のCDを入れ、MAXからスタート。 せっかくご夫妻で厳選した「リッキーマーティン」が残念なことに(?)聴こえなかった。 コンクリート界壁をノックする音と引戸を閉める音は、かすかに響いた。 「和室の襖だったらこんなもんじゃないですよ。洋室でよかった」 □ 上階 軽量衝撃音・重量衝撃音共に影響は一般的レベルよりも少ない。 「上でやってくれている新人君ちょっと痩せてたからじゃないかしら(笑)・・・」 「二重床内の吸音材の効果があると思います」 □ 「途中で共用部説明を受けたりして、時間がかかってしまったので、私達は まだまだチェックが残ってますので・・・ちょっとチェックリスト細か過ぎたかな・・・」 ということで、私だけお先に失礼させていただくことに。 □ この時点で途中記録を見ると、なんと78項目。 「私達二人は大して指摘してないのにこんなに・・・」と、YTさん御夫妻びっくり。 指摘の殆どが、内覧会経験者のお友達の頑張りの結果でした。 ■ 16:00 当方退出 ここまでで ■ 検査所要時間 6 時間 ■ 指摘事項 78 項目 ■ 大きな指摘事項 (傷・汚れ等以外) □ 共用廊下 キッチン系統排気風が頭に当たる □ 共用廊下 長尺塩ビシート 浮き 剥がれ □ 共用廊下 外壁タイル伸縮目地 コーキング忘れ □ バルコニー 隣戸間隔てパネル 竪の隙間を塞ぐ □ 玄関 扉 戸先側 気密不良 □ 洋室(3) 引戸 彫り込み引手に 引き残しを設ける □ 洋室(3) 引戸 引き込み壁に 巾木が必要 □ リビング サッシュ 障子上枠上部に粉状のゴミが残留 □ キッチン 水栓蛇口が シンクから外れる 角度調整する □ キッチン シャワー水栓フレキシブル管収納タンク(兼、水受タンク)が必要 □ キッチン 物入 扉の閉鎖音を静かにする マグネットキャッチは不要 □ 洗面室 引戸 引き込み壁に 巾木が必要 □ 洗面室 引戸上部枠 クロス隙間をシールする □ 洗面室 洗濯機防水パン 周囲の隙間を塞ぐ □ 洗面室 洗面ボウル オーバーフロー能力に合わせて 給水量を減少する □ 洋室(1) (2) 引き違いサッシュ 召し合わせ上部 気密不良 □ 洋室(2) クロゼット 扉閉鎖音が煩い マグネットキャッチ不要 ■ 問題点 □ キッチン系統排気が頭に当たる (設計配慮不足) □ バルコニー隔てパネル 竪の隙間から隣戸が見える (プライバシー配慮不足) □ 引戸 彫り込み引手に 引き残しなし (安全配慮不足) □ 引戸 引き込み壁に巾木なし (居住者への配慮不足) □ 物入等の扉 閉鎖が煩い (音についての配慮不足) ■ 良かった点 □ 売主建築担当者から 売主検査結果の報告があったこと □ 売主建築担当者が終始立ち会ったこと □ 施工者所長が終始立ち会ったこと □ 売主が騒音実感確認に立ち会ったこと □ 売主が騒音実感確認用ラジカセを提供してくれたこと □ アルミサッシュに指挟み防止ストッパーが設置 (安全配慮) □ 各室出入口扉にアームストッパー若しくは煽れ止め設置 (安全配慮) □ 各室出入口扉のアームストッパー ストップ音が静か (気配り) ■ 夜遅くにYTさんからメールが届きました。 おつかれさまです。 □ 本日は同行していただき、本当にありがとうございました。 カフェで待っているとき、村上様と初めてお会いするにあたり、とても緊張して いました。 しかし、打ち合わせの話しぶりから初対面で短時間で信頼感を感じられました。 □ 私たちではとてもとても見つけられない指摘、経験に基づいた評価を良し悪しは 関係なく伺えてよかったです。 村上様の評価として、「相当出来がいい。」とおっしゃっていただけ、とてもうれしく 思っています。 今、頭の中でまとまらず、なかなかうまく言えないのですが、こんなときに「言葉に ならない」という言葉をつかうのでしょうか? 「言葉にならないうれしさと感謝」です。 □ 主人は「俺も定年しても、村上さんのようにかっこいい仕事をしたい。 熱い思いを冷静に伝えるところが、クールだ!」と言っています。 まとまりのない、拙い文章で申し訳ありません。 □ 本日の報告です。 指摘項目数:102個 終了時刻:18時10分 □ 本日立ち会った、ST不動産工務部 TDさん、OM組所長KBさんが再内覧会 には立ち会うこと、再内覧会3日前には手直し完了報告すること、 以上をチェックシートの備考欄に記載してもらいました。 □ 私たちからの指摘項目のなかでは、傷汚れがほとんどでした。 玄関を上がった所の床鳴り、下駄箱と廊下の物入れの扉ドアハンドルの高さが違う、 扉の入れ間違いなど程度でした… □ 友人が、外が明るい間に傷汚れなどを多く見つけてくれていたので、大変助かり ました。 □ 読み上げ確認等終了後、入居説明やローンの話があり、マンションギャラリーを 出たのは、19時30分を過ぎてしまいました。 体力に自信のある私でも、家に着くと足が疲れてしまいました。 □ 以上簡単ですが、本日の報告です。 また、ご相談などさせていただければ、幸いです。 本日は、本当にありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ NHK出版 生活人新書 ■□■ 「良質なマンションを手に入れる」 村上 健 著 ■□■ どうぞ、ご参考になさってください。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 一級建築士 ・ マンション管理士 村上 健 HP http://www5d.biglobe.ne.jp/~t-muraka/ メルマガ http://www.melma.com/backnumber_63026/ ブログ http://kensanno-mansion-advice.at.webry.info/ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ |
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